24日、熊本発羽田行きの日航632便ボーイング767が、左エンジンにトラブルが発生したため熊本空港に引き返し、緊急着陸ました。この際、ばらばらに壊れた複数の小さな部品が地上に落下しました。熊本県益城町の医院に直撃し、窓ガラスが割れるなどしました。人への被害は確認されていません。

 国土交通省は、事故につながりかねない重大なインシデントと認定しました。運輸安全委員会は25日、航空事故調査官を三人に現地に派遣しました。(中略)

(中略)
 国交省によると、632便は離陸後、左エンジンに異常な振動が発生、引き返した機体を点検したところ、エンジン内のタービンのブレード(羽)が破損していたほか、エンジンを覆うケースに長さ約九センチの細長い穴が開いていました。部品の破片が貫通し、飛び出した可能性がありました。地上で見つかった複数の金属片のうち、一部はこの機体のものと確認されました。(後略) (中日新聞 5月25日)

 本インシデントは、本年4月17日の米ニューヨーク発テキサス州ダラス行きのサウスウエスト航空1380便(ボーイング737-700型)が、飛行中にエンジンが損傷し東部ペンシルベニア空港に緊急着陸、乗客一人の死亡が確認されています。今回の632便の事故は、その1380便の事故と同様のインシデント(ただし、事故とインシデント、及びディスクとブレードの違いはありますが)と思われますね。 メルマガ(2018.04.18参照)

JIS Q 9100箇条8.1.3製品安全“製品ライフサイクル全体で製品安全を保証するために必要なプロセスを計画し、実施し、管理しなければならない。”の要求事項がありますが、それでも重大な事故/インシデントが航空機エンジンで発生しています。           

文責 門間