本話題は、“日大アメフト問題、旧態以前浮き彫り”のタイトルでTV・新聞ニュースにて、毎時、毎日報道されています。
本トピックスは、その顛末を記載するではなく、5月26日の日本経済新聞で取り上げた「日本版NCAA積もる課題」について紹介するものです。

(前略)日本版NCAA積もる課題日本版NCAA積もる課題“スポーツ庁は大学スポーツ改革を重要課題として掲げている。各大学や学生や学生競技連盟を募って、来春には大学スポーツの統括組織「日本版NCAA」(仮称)を創設する。”
 
米では強い権限
“米国では1890年から1905年までの間に、大学や高校などのアメフトの試合で330人が死亡したという記録がある。今回のような事案が続発していたのであろう。それを危惧した当時のセオドア・ルーズベルトが有力大学の関係者をホワイトハウスに呼び込んで対策を求めたのがNCAA誕生のきっかけとなった。”

“NCAAは各大学やカンファレンス(リーグ)に強い権限をもつ。選手の安全を守るため、アメフトのように激しくぶつかる競技では健康チェックを義務付け、保険を提供し、安全対策やルール見直しを常に行う。”

“日本では授業より練習や試合の優先を黙認する大学も少なくない。NCAAには成績の悪い選手の練習参加を認めないルールがある。練習の期間や練習時間の上限も決めている。抜け道はあるようだが、授業そっち抜けでのスポーツ活動は基本的に許されない。”

“米国で今回のような大学スポーツの名誉が損なわれる事案が発生すれば、NCAAが第三者機関として直ちに調査に乗り出し、指導者の追放やチームの活動禁止、分配金の停止などのペナルティを科す。”

“日本版NCAAの創設の動きは、国の成長戦略中で学生スポーツの産業化を目指す動きから始まった。だが「産業化以前に日本の学生スポーツには課題が山ほどある」(スポーツ庁)。創設時に200大学と40の学生競技団体の参加を目標とし、まずは「安全安心」と「学業充実」を主要テーマとして取り組む。”(後略)

 米大リーグでは、「選手の安全」の優先(投手の投球数100以内目標。本塁ベースへの激しいスライディングの禁止、意図的な死球の禁止等々)をするようになりましたね。米国スポーツへの取組みに日本も学んで、アメフトでも改革を進めて欲しいものです。
文責 門間