昨今、新聞を賑わしている記事の一つに“検査データの改ざん”、“自動車排ガス不正”等が、国内外から発信されています。これらの事案は、“自社には関係ない”という企業は、以前に比べて少なくなってきたようです。内部調査を行い、自社も“記録の改ざん”を“1970年代から続けていた”と“発表”している企業が続出しています。

日本における“検査データの改ざん”の事案に対して、顧客側の多くは“製品の性能”に影響しない程度であり、問題ない”と述べています。その結果は、完全に不正の“うみ”を出し切らずに中途半端な調査で“お茶を濁している”不正企業のケースも散見されます。また、不正の再発・再発見により社会的な非難を浴びて“経営トップ”が辞任に追い込まれています。また、それだけで済まずに、企業ブランドに傷を付けています。

では、“コンプライアンス”とは、何か。次のような事項です。
法令遵守に留まらず、企業理念や社会貢献までを範囲とし、これら基礎に企業文化や社風を改善することです。
・法令、顧客要求事項の遵守
・社内規則/マニュアルの励行
・企業倫理の遂行
・社会規範の実施

現在、社会問題となっている事項は、「狭義のコンプライアンス」である法令・顧客要求事項に反する事案です。

では、狭義のコンプライアンス違反による影響は、どのような結果をもたらすのでしょうか。下記のような事項です。
・経費増加/生産性の低下
・不適合の流出
・製造責任/補償
・雇用の喪失
・会社の評判と顧客の喪失
・民事清算金/違約金
・規制処置/官公庁業務参加停止
・刑事訴追
・人身事故
・人命の喪失

一方、コンプライアンス遵守は、上記の生産性の低下、補償、喪失、停止等は、無くなり、経営としてのリスクは軽減、又は除去ではなく、経営のプラスになります。

では、「コンプライアンス戦略」は、どのようにすればよいのでしょうか。次回(第2回)にてお話しします。

文責 門間

 

弊社では、「コンプライアンス戦略(企業内出張のみ)セミナー」を10月より実施します。

テーマ 製造業企業様向けコンプライアンス戦略
対象者 2部に分けてのセミナー(最大2時間以内 内容は多少異なります)
① 営者・上級管理者向け:45分~1時間
② 管理者・スタッフ・監督者:45分~1時間
受講費 セミナー費用(別途設定します)
講 師 航空宇宙産業でコンプライアンス違反企業(数社)の是正・改善支援した
シニアコンサルタント(航空宇宙産業にて49年品質保証関連業務に従事)